徒手筋力テスト|MMT
としゅきんりょくてすと
徒手筋力テストとは、英語でmanual muscle testing(MMT)と呼ばれ、筋力低下の評価方法である。
筋力低下が疑われる場合にMMTを行い、各筋の筋力を0〜5の6段階で評価する(表)。重力に打ち勝って手や足を動かせるかどうかが1つの境目となる。
表 徒手筋力テスト

看護師がMMTを理解していると、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などのリハビリテーションスタッフと情報共有を行えるだけでなく、統一された基準に沿って筋力を評価することで、患者の状況を正確に把握できる。
ほかに、日常生活に必要な筋力をみることにもつながる。ナースコールの押し方やトイレ動作、移乗など、一連の流れのなかでどの動作に課題があるのかを評価することで、リハビリテーションのプログラムや看護計画の立案に組み込むことができる。
■参考文献
●三井良之 : 自律神経系. 病気がみえる 脳・神経 vol.7 第2版岡庭豊. メディックメディア,2021,p.202-3.
●山内豊明 : G 運動系 4筋力を測定する. フィジカルアセスメントガイドブック 第2版.医学書院. 2012,p.180-5.
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