看護用語集

CPR

しーぴーあーる

CPRとは、cardiopulmonary resuscitationの略で、心肺蘇生法のこと。心肺機能が停止している傷病者に対し、胸骨圧迫や人工呼吸を実施し、循環と呼吸の動きを助けるために行われる。

CPRには、医療従事者以外の一般の人でも行える一次救命処置(basic life support:BLS)と、病院などの医療機関で行われる二次救命処置(advanced cardiac life support:ACLS)がある。

BLSでは医療機器や薬剤を使用することはなく、基本のCPR(胸骨圧迫、気道確保人工呼吸)、そしてAEDによる除細動を救急隊員が到着するまで繰り返し行う。一方、ACLSでは、基本のCPRに加え、医師による気管挿管人工呼吸器の装着など、医療機器や薬剤を使用して、より高度な救命処置を行う。

■参考文献
●日本救急医学会:医学用語 解説集 心肺蘇生法.(2023年10月2日閲覧)
https://www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/0404.html


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:杉田和代(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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