看護用語集

人工呼吸器

じんこうこきゅうき

人工呼吸器とは、自分で呼吸ができなくなった患者などに対して、呼吸を補助する役割をもつ医療機器のことである。

適応となる患者の状態は大きく以下の4つに分類される。

1.呼吸運動障害…脳梗塞や神経疾患などで、自分で呼吸ができない状態

2.呼吸運動抑制…手術や麻酔によって呼吸が抑制されている状態

3.肺機能障害…肺炎心不全などで、肺での酸素の取りこみや二酸化炭素の排出が機能が低下している状態

4.代謝亢進…感染症や外傷によって、通常より多くの酸素を必要する状態

人工呼吸器には、以下のようなさまざまな種類がある。

1.手動式人工呼吸器(バックバルブマスクやジャクソンリースなど)

2.陽圧式人工呼吸器(気管チューブを使用して陽圧換気を行うため、侵襲的陽圧換気とも呼ばれる)

3.非侵襲的人工呼吸器(マスクを使用したNPPVなどの他に、胸腹部に胸当てを装着して、陰圧をかけ、横隔膜を運動させ呼吸を補助する体外式人工呼吸器というものもある)

4.小児人工呼吸

5.在宅人工呼吸
同音異義語・略語
Mechanical ventilatorレスピレーターベンチレーター
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