膝胸位(胸膝位)
しつきょうい(きょうしつい)
膝胸位とは、ベッドや台に膝と胸をつけた状態で臀部を高く保つ体位であり、胸膝位とも呼ばれる。
具体的な体位の取り方は、まずベッドや処置台に両手と両膝をつけた四つん這いの姿勢から、肘を曲げて頭部や胸部をベッド面へ沈める。このとき、膝の角度を約90度に保ち、臀部を高くもち上げることが重要である。両膝の間隔をやや広げると姿勢が安定し、頭部や胸部の下にクッションを入れると安楽を得やすくなる。
この体位は、肛門や直腸の診察・処置において、医師の操作性を高めるために活用される。また、ファロー四徴症の乳幼児にみられる無酸素発作(チアノーゼ発作)の緩和や、臍帯脱出時に胎児先進部による臍帯圧迫を軽減するための緊急措置としても用いられる。
このほか、産褥体操のひとつや、妊娠後期の骨盤位の矯正を目的とした逆子体操に用いられることもある。ただし、逆子体操としての有効性については十分な根拠が示されていない。
看護師は、患者さんの呼吸状態や苦痛の有無を観察し、羞恥心に配慮しながら、安全に体位を保持できるよう援助する。自力での体位保持が困難な患者さんには、クッションなどを活用して姿勢を安定させるなど、個々の状態に合わせた体位管理や指導を行う必要がある。
●用語を使用した例文
ファロー四徴症の乳児が、啼泣後に顔色不良とチアノーゼを認めたため、膝胸位を保持し、医師に報告した。
●参考文献
・日本産婦人科医会:34. 臍帯下垂・脱出.(2026年4月15日閲覧)
https://www.jaog.or.jp/lecture/34-%E8%87%8D%E5%B8%AF%E4%B8%8B%E5%9E%82%E3%83%BB%E8%84%B1%E5%87%BA/
図/こさかいずみ
具体的な体位の取り方は、まずベッドや処置台に両手と両膝をつけた四つん這いの姿勢から、肘を曲げて頭部や胸部をベッド面へ沈める。このとき、膝の角度を約90度に保ち、臀部を高くもち上げることが重要である。両膝の間隔をやや広げると姿勢が安定し、頭部や胸部の下にクッションを入れると安楽を得やすくなる。
この体位は、肛門や直腸の診察・処置において、医師の操作性を高めるために活用される。また、ファロー四徴症の乳幼児にみられる無酸素発作(チアノーゼ発作)の緩和や、臍帯脱出時に胎児先進部による臍帯圧迫を軽減するための緊急措置としても用いられる。
このほか、産褥体操のひとつや、妊娠後期の骨盤位の矯正を目的とした逆子体操に用いられることもある。ただし、逆子体操としての有効性については十分な根拠が示されていない。
看護師は、患者さんの呼吸状態や苦痛の有無を観察し、羞恥心に配慮しながら、安全に体位を保持できるよう援助する。自力での体位保持が困難な患者さんには、クッションなどを活用して姿勢を安定させるなど、個々の状態に合わせた体位管理や指導を行う必要がある。
●用語を使用した例文
ファロー四徴症の乳児が、啼泣後に顔色不良とチアノーゼを認めたため、膝胸位を保持し、医師に報告した。
●参考文献
・日本産婦人科医会:34. 臍帯下垂・脱出.(2026年4月15日閲覧)
https://www.jaog.or.jp/lecture/34-%E8%87%8D%E5%B8%AF%E4%B8%8B%E5%9E%82%E3%83%BB%E8%84%B1%E5%87%BA/
図/こさかいずみ
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