姿勢反射障害とは、身体が傾いた際に体勢を立て直せず、転倒してしまうという運動症状のことをいう。
パーキンソン病、進行性核上性麻痺、レビー小体型認知症、錐体外路系変性編成障害などで見られる症状である。症状の有無や程度は、患者さんを後ろから引っ張った際に、左右どちらかの足が出て姿勢を立て直せるか、検者が支えなければ、そのまま倒れてしまうかを確認し、倒れてしまった場合は、姿勢反射障害があるとする。
参考文献
・難病医学研究財団難病情報センター:用語集.姿勢反射障害.
https://www.nanbyou.or.jp/glossary/姿勢反射障害(2024年5月10日閲覧)
監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:家吉望み(有明医療大学看護学部看護学科 准教授)