看護用語集

間代性痙攣

かんだいせいけいれん

間代性痙攣とは、筋肉の収縮と弛緩が交互に起こり、四肢の伸展と屈曲を繰り返す発作性の痙攣をいう。ほかの痙攣発作の一部分として出現することが多く、例えば、てんかん大発作の場合、筋肉が強直して固くなる強直性痙攣から間代性の痙攣発作へと移行していく。

痙攣発作は数十秒から数分にわたることもあり、回復後も意識がもうろうとしたり、失禁や泡状の唾液を嘔吐したりする場合もあるため、転倒や窒息には十分注意する。

痙攣の主な原因として、機能的障害(てんかん)、器質的障害(脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、脳炎、脳髄炎など)、内分泌・代謝異常(テタニー、低血糖、水・電解質異常など)のほかに、熱性痙攣、熱射病、過換気症候群などが挙げられる。

■参考文献
●永井良三,他監:看護学大辞典 第6版.メヂカルフレンド社,2013,p.408.
●川並透監:病気がみえるvol.7.メディックメディア,p.375,467.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:杉田和代(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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