間接ビリルビン
かんせつびりるびん
間接ビリルビンとは、肝臓で処理される前の血清ビリルビンのことで、黄疸の鑑別に用いられる指標の一つ。
赤血球に由来するビリルビンは、血中でアルブミンと結合して肝臓に運ばれ、そこで処理されて胆汁中に排泄される。肝臓で処理される前のビリルビンを間接ビリルビン、肝臓で処理が行われたあとのビリルビンを直接ビリルビンと呼ぶ。
黄疸の際には血清ビリルビンが増加するが、それには、アルブミンと結合した間接ビリルビンが増加する場合と肝臓でグルクロン酸抱合を受けた直接ビリルビンが増加する場合の2種類がある。
血清ビリルビン検査における間接ビリルビンの基準値は0.2〜1.0mg/dL1)で、溶血性黄疸、新生児黄疸、体質性黄疸などで高値を示す。
■引用・参考文献
1)LSIメディエンス:WEB総合検査案内 間接関節ビリルビン(I-BIL).(2024年2月1日閲覧)
https://data.medience.co.jp/guide/guide-01020003.html
●永井良三,他監:看護学大辞典 第6版.メヂカルフレンド社,2013.
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