離床センサー
りしょうせんさー
離床センサーとは、患者が離床したことを検知し、看護師や介護者に通知する機能を有したセンサーのこと。赤外線を使用して検知するもの、シート状の感圧センサーを用いるもの、患者の衣服に取り付けたクリップが外れることで検知するものなど、さまざまなタイプの離床センサーが販売されている。
加齢や疾患、機能障害などにより、自分自身の安全を確保できない患者に対して、転倒転落の予防、徘徊や離院などの防止を目的として用いられる。離れた場所からでも、患者が離床したことをすぐに把握できる反面、誤作動が生じたり、患者がセンサーを回避してしまい離床が把握できないなどの問題もある。
離床センサーの使用は身体拘束であると解釈される場合もあり、漫然と使用するのではなく、患者にとって使用するメリットがデメリットを上回ることを客観的に評価できることが重要となる。
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