看護用語集

拘束性換気障害

こうそくせいかんきしょうがい

拘束性換気障害とは、肺の容積が縮小し、%肺活量が80%未満に低下する換気障害のこと。間質性肺炎、肺線維症、じん肺などでみられ、主な症状として呼吸困難が認められる。

治療としては、例えば間質性肺炎の場合、薬物療法(抗線維化薬、ステロイド、免疫抑制薬など)のほかに、酸素療法や非侵襲的陽圧換気療法(noninvasive positive pressure ventilation:NPPV)の導入が検討されるが、進行性の経過をたどり予後不良であるケースが多く、治療の効果を実感しにくい。治療しなければさらに進行するリスクは高まるため、看護師には、患者が継続的に治療に取り組めるよう支援するとともに、薬物療法を行っている場合には副作用の早期発見に努めることが求められる。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:川上嘉明(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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