看護用語集

ブルジンスキー徴候

ぶるじんすきーちょうこう

ブルジンスキー徴候(Brudzinski’s sign)とは、神経学的所見の1つであり、髄膜刺激症状の1つ。髄膜刺激症状とは、髄膜の感染やくも膜下腔の出血などによって髄膜が刺激されたときにみられる症状である。ブルジンスキー徴候は、患者を仰臥位にさせ、頭部を前屈させる。その際に、股関節や、膝関節が自動的に屈曲する場合、ブルジンスキー徴候陽性という。髄膜刺激症状の検査には、項部硬直ケルニッヒ徴候、neck flection test、jolt accentuation がある。

Brudzinski’s sign no tejun
患者さんを仰臥位にする



Brudzinski’s sign no tejun
頭部を前屈させたときに股関節や、膝関節が自動的に屈曲する場合、ブルジンスキー徴候陽性


参考文献
1) 亀井聡 : 自律神経系. 病気がみえる 脳・神経 vol.7 第2版. 岡庭豊. メディックメディア. 2021, p.402-403.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:大田彩乃(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

同音異義語・略語
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