クリニカルパス
くりにかるぱす
クリニカルパスとは、入院から退院までの検査、治療、ケア項目を時間軸に沿い記述した標準的な診療計画である。
ガイドラインやプロトコール(標準治療法)などをベースに工程を管理することで、多職種での情報共有、今後の検査や治療予定の把握、時間管理やリスク管理に活かせる。
また、入院の際にクリニカルパスを患者に渡すことで、入院中に受ける検査・手術の予定、手術後のリハビリテーションなどの治療内容、食事・入浴といった生活の流れを十分理解してもらうのに役立つほか、患者とすべての医療従事者が情報を共有するためのコミュニケーションツールとしても活用できる。
なお、計画どおりにいかなかった場合をバリアンスといい、その原因を分析することで医療の質の改善につながる。
■参考文献:
●永井良三,他監:看護学大辞典 第6版.メヂカルフレンド社,2013.
●重田由美:パス活動を理論から ―組織・教育・意識改革―.日本クリニカルパス学会誌 2019;21 (1): 31-5.
●上嶋健治,他:クリニカルパスの一歩手前―循環器専門病院から働きかける医療連携とその基盤:「病」と「診」との共同作業―.日本クリニカルパス学会誌 2005;7 (1): 3-9.
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