チャドック反射
ちゃどっくはんしゃ
チャドック(Chaddock)反射はバビンスキー(Babinski)反射と同じ意義を持ち、上位運動ニューロン(錐体路)が障害されたときに見られる病的反射の一つである。手技としては、打鍵槌などの頭を使用し、外果の後ろから前にこする。こすった際に母趾が背屈し、ほかの指はゆっくりと扇状に開く反射がみられるとチャドック徴候陽性とみなされる。
病的反射以外の錐体路障害の症状としては、痙性麻痺、表在反射消失、深部腱反射亢進、病的反射(チャドック反射、バビンスキー反射など)出現などがある。錐体路は正常では深部腱反射を抑制しており、痙性麻痺のような錐体路障害が起こるとその抑制が解除されて、深部腱反射が亢進し、筋トーヌスの亢進が起こる。
参考文献
・三井良之 : 反射. 病気がみえるvol.7 脳・神経 第2版. 岡庭豊. メディックメディア.2021.p.209.
参考文献
・三井良之 : 運動の異常. 病気がみえるvol.7 脳・神経 第2版. 岡庭豊. メディックメディア.2021.p.198-207.
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