看護用語集

ラパコレ

らぱこれ

ラパコレとはlaparoscopic cholecystectomyの慣用略語で、腹腔鏡胆嚢摘出術のことである。LAP-Cと略されることもある。胆石症、急性胆嚢炎、胆嚢ポリーブなどの標準治療として確立され、広く普及している。
原則として全身麻酔下で、腹壁に開けた穴から腹腔に腹腔鏡を入れ、CO2により気腹して視野を確保し、胆嚢を摘出する。近年は腹壁の穴を1つにする方法やロボット手術などの新しい技術が開発、導入されている。
傷口が小さく低侵襲のため、術後の疼痛が少ない、入院期間が短い、傷跡が目立たないといったメリットがある。一方で特殊な技術と熟練が必要で、決して簡単な手術ではないとされる。また胆道や周囲の血管の損傷、気腹による腹圧の上昇で静還流が妨げられることによる心肺機能の低下や下肢静のうっ血と深部静血栓症などの合併症を起こすことがあり、これらを予防、早期発見するための看護が重要である。

監修:林 洋

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