看護用語集

スワンガンツカテーテル

すわんがんつかてーてる

スワンガンツカテーテル(Swan-Ganz’s catheter:SGC)とは、右心機能や血行動態を評価するために行う心臓カテーテル検査に用いるカテーテルのこと。

心臓カテーテル検査は、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心疾患、大疾患の確定診断のために行う。カテーテルを静から挿入し、右心房、右心室、肺まで進めていく。心内圧、心拍出量、血液ガス酸素飽和度が測定できる。侵襲を伴う検査のため、合併症が発症することもあり、注意が必要。

検査前には、アレルギーの有無や内服している薬等を確認する。検査についてのオリエンテーションを行い、実施中は迷走神経反射予防に努める。検査後は、バイタルサイン、穿刺部の確認、圧迫固定部の観察を行う。また、造影剤を体内から排出するため、水分摂取を促す。合併症には、造影剤アレルギー、急性冠閉塞、冠穿孔、穿刺部出血・血腫、後腹膜出血・血腫、塞栓症などが挙げられる。合併症症状が見られたら、速やかに医師に報告する。


編集:南里
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