看護用語集

酸素解離曲線

さんそかいりきょくせん

酸素解離曲線とは、縦軸に酸素飽和度(%)、横軸に酸素分圧(mmHg)を示すことによって表されるものである。

生体内の酸素供給機能を知ることができる。
つまり、酸素解離曲線によって、パルスオキシメータで計測した酸素飽和度(%)から酸素分圧(mmHg)を推測することができるのである。

グラフはS字状の曲線を描き、曲線の形状はヘモグロビンの50%が酸素と結合する状態での酸素分圧で表され、さまざまな因子によりその形状は変化する。
酸素解離曲線に影響する因子としては、温度・pHの低下・Pco2の上昇などがある。
酸素解離曲線のS字状の曲線は、酸素分圧が60mmHgのあたりから急激に低下するに従い、徐々に急カーブを描く。
これは、酸素分圧の低い場所では、少しの酸素分圧の差であっても、酸素を供給できることを意味している。
同音異義語・略語
oxygen dissociation curve
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