静脈注射
じょうみゃくちゅうしゃ
静脈注射とは、薬剤などを静脈内に直接注入する注射方法である。ワンショット静脈注射と点滴静脈内注射に分類される。
・ワンショット静脈注射…薬剤を1回で投与する方法。静脈に注射針を穿刺し投与する場合と、三方活栓などから投与する方法
・点滴静脈内注射…静脈内に留置した針やカテーテルから薬剤などを持続的に投与する方法
どちらも直接静脈内に薬剤を投与するため、皮内注射や筋肉注射に比べて、薬効が非常に速く現れる。そのため誤った薬剤を投与してしまうと、生命に危機が及ぶことがあり、正しい薬剤、濃度、速度などに十分注意する必要がある。
注射部位は、左右の腕を視診・触診をしてから決定する。太くて弾力があって、まっすぐな血管が適している。また血管の分岐部や針を固定しやすい部位を選ぶことも重要である。関節付近は可動によって、薬剤が漏れやすくなるため避けたほうがよい。
シャント側、乳がん術後の患肢は禁忌である。また麻痺側、下肢はできるだけ避けたほうがよい。
監修:林 洋
- 同音異義語・略語
- Intravenous injectionIntravenous therapyDIVIV
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