リザーバーマスク
りざーばーますく
リザーバーマスクとは、酸素を貯留させておくリザーバーバッグが付いている酸素マスクのことである。
他の酸素投与方法に比べて、高濃度の酸素吸入が可能。リザーバーマスクは、呼気時には、マスク外に通じる弁が開き二酸化炭素を排出、また配管からリザーバーバッグ内に通じる弁が開き、リザーバーバッグ内に酸素が供給される。
吸気時には、マスク外に通じる弁が閉じて、空気が混入することを予防、また患者へ通じる弁が開き、配管とリザーバーバッグ内の酸素を吸入することができるようになっている。
空気が混入することを防ぐために、マスクと顔をしっかりと密着させる必要がある。
リザーバーマスクで酸素療法を行う際には、酸素流量は6L/分以上に設定する。6L/分では吸入酸素濃度(FiO2)は60%、8L/分ではFiO2は80%になるが、マスクと顔の隙間から空気が混入するため、実際にはFiO2は低くなる。
監修:林 洋
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