看護用語集

酸素マスク

さんそますく

酸素マスクとは、酸素療法の際に使用される酸素投与器具のことである。
正式名称は、簡易酸素マスクという。

酸素を投与する器具には鼻カニューラ、酸素マスク、リザーバー付きマスク、ベンチュリーマスクの4種類がある。

鼻カニューラ、酸素マスク、リザーバー付きマスクは低流量システムに分類され、投与される酸素流量は患者の1回換気量より少ないため、1回換気量によって、吸入酸素濃度(FiO2)が変化する。
酸素濃度を厳密に管理する必要のない患者に使用される。

酸素マスクは、鼻カニューラが口呼吸患者では良好な効果を得られないのに対して、口呼吸患者には適している。
しかし、顔に密着するため不快感や閉塞感を感じてしまうデメリットがある。
また食事中には使用できない。

酸素マスクについている穴は、酸素を逃げにくくするために小さくなっている。
そのため、呼気もたまりやすくなっているので、5l/分以上の流量で使用することが望ましい。
同音異義語・略語
簡易酸素マスク
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