レオポルド触診法
れおぽるどしょくしんほう
レオポルド触診法とは、触診にて胎位、胎向、胎勢などを確認する方法のこと。特別な器具を必要としないため、妊娠健診時に広く用いられている。
レオポルド触診法は第1段法~第4段法の4段階に分かれており、実施する際は目的や方法を丁寧に説明する。また、室温を調整する、不必要な露出は避けるなど、できるだけリラックスした状態で受けられるように配慮することが求められる。
【レオポルド触診法】
・第1法:両手掌をわずかに曲げて小指側を子宮底に当てる。子宮底の高さ、胎児の状態を観察する
・第2法:子宮底より両手を下方に移動し、左右の手を交互に動かす。胎位、胎向、胎動、羊水量などを観察する
・第3法:右手の母指とほかの4指で恥骨結合上の胎児に触れる。胎児の先進部分を確認する
・第4法:両手掌をわずかに曲げて左右の下腹部に当て、骨盤入口面方向へ静かに圧入する。胎児の先進部、移動性、骨盤内侵入状況を観察する
■参考文献
●岡田佳詠,他編:看護実習ポケットマニュアル.医学書院,2021.
●進純郎:3.レオポルド触診法.助産雑誌 2014;68(5):396-7.
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