看護用語集

心係数

しんけいすう

心係数とは、体表面積1m2あたりの心拍出量のこと。心指数、心拍出係数ともいわれる。心拍出量を体表面積で割ることで求められ、正常値は2.6〜4.2L/分/m2程度。

同じ心拍出量でも、体格の差によっては末梢循環不全に陥っている可能性があり、心拍出量だけでは需要に見合った酸素供給が行われているかどうか判断ができない。そのため、心係数を求めることによって、心臓が体格に見合った心拍出量を供給できているのかを評価する。Forrester分類では、2.2 L/分/m2以下で末梢循環不全の可能性があると評価される。

■参考文献
●和田攻,他編:看護大事典 第2版.医学書院.2010.p.1527.
●永井利幸,他:病気が見えるVol.2循環器 第4版.メディックメディア,2017,p.390-1.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:中原美穂(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

同音異義語・略語
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