看護用語集

プロラクチン

ぷろらくちん

プロラクチン(prolactin:PRL)とは、主に脳下垂体前葉から分泌されるタンパク質のホルモンである。乳腺刺激ホルモンともいわれる。プロラクチンが分泌されると乳腺の発育促進、乳汁の産生と分泌を促す。

妊娠中に乳腺を発育させ、出産後に乳汁の分泌を促す働きがある一方で、卵巣機能にも影響し、過剰に分泌されると排卵障害や月経不順など不妊の原因を引き起こす場合がある。
最近の研究では、プロラクチンはこれまで下垂体前葉ホルモンとして扱われてきたが、着床後の子宮内膜(脱落膜)でも作られていることがわかり、脱落膜性プロラクチンといわれている。妊娠成立後の主なプロラクチンの局在はこの脱落膜性プロラクチンとされ、血管新生因子、増殖因子、造血因子としての作用が受精卵の分化、発育、胎児形成につながっていくということがわかってきている。

参考文献
・高橋純夫:成長ホルモンプロラクチンファミリー. 日本比較内分泌学会出版センター.1996.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:乙黒千鶴(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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