看護用語集

看護必要度

かんごひつようど

看護必要度とは、「入院患者の状態を客観的に評価(測定)することで、患者に必要な看護量を把握し、適正な看護職員配置を検討するための指標」1)として開発されたもの。評価は現場で働いている看護師が行い、診療報酬制度において、入院基本料、特定入院料、加算の算定に欠かせないものとなっている。

看護必要度により得られたデータは診療報酬の算定のみならず、国の検討会などでも活用される。また各医療機関では、入院患者の状態像を踏まえた看護師の配置や患者の転入・転出の調整、看護職員の定数の検討、質の評価など、看護管理として活用することができる。

■引用・参考文献
1)日本看護協会,編:2022年度診療報酬改定対応「重症度、医療看護必要度」解説書.日本看護協会出版会,2022,p.2、8.
厚生労働省:令和4年度診療報酬改定の基本方針.(2023年3月15日閲覧)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000870401.pdf


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:大田彩乃(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

同音異義語・略語
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