看護用語集

ミキシング

みきしんぐ

ミキシングとは、2種類以上の薬剤を混ぜ合わせること。病院では主に薬剤師や看護師が行う。

ミキシングの際は、薬剤が、投与される患者や投与部位以外に不用意に曝露されることを防ぐため、個人防護用具を装着し、バリアプロテクションを行う。また、エアロゾル化した薬剤を吸い込むリスクを軽減するため、安全キャビネットの使用が求められる。特に、曝露した際に影響の大きい抗がん剤などでは、個人防護用具の装着や安全キャビネットの使用が重要となる。

ほかに、誤薬が生じないように、6Rの確認(Right Patient:正しい患者か、Right Time:正しい時間か、Right Drug:正しい薬剤か、Right Dose:正しい量か、Right Route:正しい方法か、Right Purpose:正しい目的か)を徹底するとともに、薬剤が汚染されることのないように、滅菌された注射針やシリンジを用いた清潔操作で行う。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:中村充浩(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

同音異義語・略語
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