感染リスク状態
かんせんりすくじょうたい
感染リスク状態とは、何らかの病原体が侵入・増殖しやすく、感染する危険性がある状態である。NANDA-Iの看護診断では「病原体が侵入して増殖しやすく、健康を損なうおそれのある状態1)」と定義されている。
大きな要因は免疫力の低下であり、慢性疾患や栄養不足、生活習慣、外傷や手術、薬剤(化学療法、免疫抑制剤、ステロイドなど)も免疫力の低下に影響する。また、乳幼児や高齢者は免疫力が低い傾向にあるため、感染するリスクが高くなりやすい。そのほか、不衛生な環境や医療機器やケアの管理が不十分であることも要因となる。
感染リスク状態のある患者さんを看護する際は、手指衛生や標準予防策を遵守する。加えて、個々の患者さんに合わせて感染経路(空気、接触、飛沫)に応じた予防策の検討と、感染リスク状態の要因をアセスメントし、適切な介入を行う。耐性菌の発生や院内で複数の患者さんに感染が生じている場合などは、院内の感染対策チーム(ICT)と連携して適切に対応する。
●用語を使用した例文
白血球が低下しているため感染リスク状態として対応する。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断.NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版.医学書院,2021年,p.460
大きな要因は免疫力の低下であり、慢性疾患や栄養不足、生活習慣、外傷や手術、薬剤(化学療法、免疫抑制剤、ステロイドなど)も免疫力の低下に影響する。また、乳幼児や高齢者は免疫力が低い傾向にあるため、感染するリスクが高くなりやすい。そのほか、不衛生な環境や医療機器やケアの管理が不十分であることも要因となる。
感染リスク状態のある患者さんを看護する際は、手指衛生や標準予防策を遵守する。加えて、個々の患者さんに合わせて感染経路(空気、接触、飛沫)に応じた予防策の検討と、感染リスク状態の要因をアセスメントし、適切な介入を行う。耐性菌の発生や院内で複数の患者さんに感染が生じている場合などは、院内の感染対策チーム(ICT)と連携して適切に対応する。
●用語を使用した例文
白血球が低下しているため感染リスク状態として対応する。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断.NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版.医学書院,2021年,p.460
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