看護用語集

長期臥床

ちょうきがしょう

長期臥床とは、明確な期間の定義はないが、ある一定期間以上、ベッドや布団などに身体を横たえる動作を続ける、もしくは横になった状態を表わす。
長期臥床によって筋力低下と筋萎縮がおこり、さまざまな症状が引き起こされる。特に高齢者は、長期臥床が引き金になり、心身の活動性が低下してきたことによって引き起こされる病的状態である廃用症候群が生じやすい。長期臥床による廃用症候群には、筋萎縮や関節拘縮骨粗鬆症などがある。抑うつ状態、認知機能の低下なども引き起こすことがある。
長期臥床が引き起こす廃用症候群の予防として、安静状態がはじまった初期の段階で医師に相談しリハビリを開始することが重要になる。

参考文献
・臼田滋:第60回 廃用症候群予防の基礎知識.セラピストプラス.2022.
https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/career/drill/9604/(2022年11月20日閲覧)


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:家吉望み(有明医療大学看護学部看護学科 准教授)

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