看護用語集

ワッサー

わっさー

ワッサーとは、ドイツ語の「Wasser(水)」に由来した呼び方であり、蒸留水のことである。水をいったん沸騰させて気体の水蒸気にしてから、それを冷却し液体に戻す蒸留により生成された水のことである。水から不純物を取り除くために行われる。

医療現場では、注射用水として純度の高い蒸留水が使用される。これらは、無菌で発熱性物質を含まないため、注射液製造または注射用医薬品の溶解に用いることができる。注射蒸留水は、注射剤の溶解希釈剤、注射剤の製剤に使用されている。

参考文献
・大塚製薬株式会社:大塚蒸留水.2014.
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00043462.pdf(2024年4月19日閲覧)
・医薬品医療機器情報提供ホームページ:注射蒸留水
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/7131400A1025_1_11/(2024年4月19日閲覧)


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:家吉望み(有明医療大学看護学部看護学科 准教授)

同音異義語・略語
ワッサーの同音異義語・略語は未登録です
「ワッサー」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事