免荷
めんか
免荷とは、下肢の骨折、捻挫、手術後などにおいて、患肢に荷重がかからないようにすること。全く荷重させない完全免荷、体重の何割かを荷重させる部分免荷(部分荷重)がある。
免荷の方法には、車椅子、歩行器、松葉杖、T字杖といった歩行補助具を用いて上肢の力で代用する方法と、下肢装具を用いて患肢以外の部分で体重を支持させる方法があり、患者のADLによって適切な方法が選択される。
下肢の手術後の治療などでは、完全免荷から部分免荷(1/3部分荷重、1/2部分荷重、2/3部分荷重)、全荷重に変更して、徐々に患肢への荷重を増やしていくことが行われる。完全免荷から部分免荷への変更は医師が指示を出し、その指示のもと理学療法士が荷重の仕方を患者に説明する。患肢に負担をかけ過ぎてしまうと、疼痛が増強したり、治癒が遅くなったりすることもあるため、患肢の観察が必要となる。
■参考文献
●和田攻,編:看護大事典 第2版.医学書院,2010.p.2812.
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