エンドオブライフケア

エンドオブライフケアとは、病気や老いによって人が死に至る過程で提供される、医療、看護、介護、ケアのこと。死にゆく人が経験する身体的・精神的な苦痛や症状をコントロールすることによって、できるかぎり快適で気持ちのよい状態にすることをめざし、死の数時間前、数日前、場合によっては数カ月前やそれ以上前から提供される。

エンドオブライフケアは病院だけでなく、介護施設や自宅など、対象者が暮らすすべての場所で、医師、看護師、介護士、ソーシャルワーカー、家族、そのほかの支援スタッフによって包括的に提供される。

監修：林 洋（東京有明医療大学 学長）
執筆：川上嘉明（有明医療大学看護学部看護学科　教授）