看護用語集

CT検査

しーてぃーけんさ

CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)とは、エックス線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査である。画像処理を行うことにより、例えばがん治療においては、治療前にがんの有無や広がり、ほかの臓器への転移がないかを調べたり、治療の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認したりするなど、身体の細かな情報を得ることができる検査である。

CT検査は、特に気管支・肺、大、心臓などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能力による画像化ができる。また、この検査は造影剤を使用せずにできるものであるが、検査部位や検査目的によっては、造影剤(ヨード製剤)を使用する(造影検査)ことにより、血管や各臓器の血液の流れを調べることができ、より多くの情報を得ることができる。

■参考文献
●日本放射線技術学会:放射線診療のご紹介.
https://www.jsrt.or.jp/data/citizen/housya/ct-01/(2022年12月15日閲覧)
●国立がん研究センター:がん情報サービス.
https://ganjoho.jp/public/index.html(2022年12月1日閲覧)


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:乙黒千鶴(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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