看護用語集

フィブリン

ふぃぶりん

フィブリンとは、血液凝固作用を持つ物質で、線維素と訳す。止血に重要な役割を担っている。


止血は、一次止血と二次止血から成り立ち、フィブリン血栓が生成されることが最終目標となる。出血時、血管の損傷部位に血小板が凝集し、血小板血栓が形成される。これが一次止血であり、わずか数秒で完了する。


しかし、血小板血栓は脆弱であるため、一次止血が完了した時点で、第Ⅰ〜第ⅩⅢ因子まで存在する(第Ⅵ因子は欠番)血液凝固因子が順に活性化され、強固なフィブリン血栓が生成される。これが二次止血である。


二次止血では、最終的に第Ⅱ因子であるプロトロンビンが活性化されてトロンビンとなり、トロンビンが第Ⅰ因子であるフィブリノーゲンを活性化することで、フィブリンが形成される。そして、活性化された第XⅢ因子が作用することで、安定化フィブリンとなり、フィブリン血栓となる。


■参考文献
●井上泰:ナース・研修医・コメディカルのための なぜ? がなるほど! 病態生理絵解きゼミナール 第2版.メディカ出版,2014,p.197-203.
●美田誠二:からだのしくみが目で見てわかる 得意になる解剖生理 第1版.美田誠二, 編. 照林社,2010,p.93-5.
●西崎泰弘:検査のしくみ検査値の読み方 第1版., 日本実業出版社,2011,p.65.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:大田 彩乃(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

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