看護用語集

TNM分類

てぃーえぬえむぶんるい

TNM分類とは、がんの進行度を客観的に示すための指標として用いられる国際的な分類である。T(Tumor)、N(Node)、M(Metastasis)という3つの要素で構成され、これらの組み合わせから病期(ステージ)が決まり、それに基づいて治療方針が決定される。

表1:TNM分類の構成要素と具体例
分類意味進行度の目安胃がんでの具体例
T(Tumor) 原発腫瘍の大きさや広がり T0:原発腫瘍なし
T1〜T4:数字が上がるほど、腫瘍の大きく、深く浸潤していることを示す
TX:判定不可能
腫瘍が胃の粘膜だけか、筋層や周囲組織まで広がっているか
N(Node) リンパ節転移の有無や進展範囲 N0:リンパ節転移なし
N1〜N3:数字が上がるほど、転移の範囲が広いことを示す
NX:判定不可能
胃周囲や遠位のリンパ節に転移があるか
M(Metastasis) 遠隔転移の有無 M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり
MX:判定不可能
肝臓や肺など遠隔臓器に転移があるか

TNM分類を理解することで、病期や治療方針から予後を推定し、看護介入や観察の計画に活かすことができる。また、患者さんへの補足説明や治療に伴う副作用の予測などにも役立つ。

●用語を使用した例文
がんの治療内容はTNM分類によって変わるため、患者さんの状態を確認する。

監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
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