看護用語集

ペーシング波形

ぺーしんぐはけい

ペーシング波形とは、ペースメーカー心電図波形のことである。
ペースメーカーが起こす刺激が心電図上にみられ、これをスパイクと呼ぶ。

心房、心室のどちらを刺激するかによってスパイクに続く心電図波形が変わる。
心房ペーシング(AAIモード)では、ペースメーカーの刺激が房室結節から刺激伝導系を通って心室を興奮させるため、心電図上スパイクの後に正常なP波、QRS波と続く。
心室ペーシング(VVIモード)では、心室を直接刺激するため、心電図上スパイクの後に続くのは幅広いQRS波である。心房心室ペーシング(DDDモード)では、心房と心室それぞれに適切なタイミングで刺激するため、心電図上では心房スパイクと心室スパイクがみられる。

ペーシング波形からは、ペースメーカー不全・アンダーセンシング・オーバーセンシングの3つの異常を読み取ることができる。ペーシング不全はスパイクの後に出るはずのP波やQRS波がみられなくなる。
アンダーセンシングは、自己心拍を感知せず、必要のないスパイクがみられる。オーバーセンシングは、筋電図やノイズなどを自己波形として誤って感知し、刺激が必要な位置にスパイクがみられない。

監修:林 洋

同音異義語・略語
ペースメーカー心電図
「ペーシング波形」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事