看護用語集

母性

ぼせい

母性とは、女性に先天的に備わっている形態・機能、そして成長過程で精神的・経験的に獲得する子どもや次世代を育てるための特性のことである。

日本では「母子保健法」で尊重され保護されている。
母子保健法上の「母性」は、妊娠、出産、育児という特有の機能を果たす女性そのものを指す概念である。

妊娠、出産、育児という特有の機能を母性行動という。
胎児が健康に生まれ、心身ともに健康に育つことを願って行動することである。
具体的には、妊娠中の分娩準備行動や分娩後の育児行動などがそれにあたる。

先天的に備わっているといわれているが、経験や学ぶことによって後天的に備わることもある。
また、文化や国や時代、社会によって異なることがあるが、本質的には変わらないものとされている。

看護学の中では、母性に関して「母性看護学」という学問がある。
母性看護学とは、妊娠分娩・育児期の母子を対象にしており、父性も含めてその概念や領域を拡大している
同音異義語・略語
motherhood
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