看護用語集

ROM

あーるおーえむ

ROMとは、range of motionの略で関節可動域のこと。四肢や体幹を動かして測定した関節の運動範囲を指す。何らかの原因でROMが狭くなる場合を関節可動域制限、関節の安定性が損なわれ、関節の可動域が正常範囲を大きく超える場合を動揺関節と呼ぶ。

各関節の関節可動域を測定することをROM-Tという。ROM-Tの実施により、可動域に制限のある関節が明らかとなるだけでなく、治療効果の判定や予後予測などにも役立てることができる。

また、関節拘縮予防するための訓練として、関節可動域訓練(ROM訓練)がある。ROM訓練には、理学療法士や看護師などが介入する他動運動と、患者自身で行う自動運動があり、状態に合わせた訓練が行われる。

■参考文献
●永井良三,他監:看護学大辞典 第6版.メヂカルフレンド社,2013,p.399-400.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:中原美穂(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

同音異義語・略語
ROMの同音異義語・略語は未登録です
「ROM」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事