看護用語集

バイオハザードマーク

ばいおはざーどまーく

バイオハザードマーク(biohazard mark)とは、感染性廃棄物入れに表示されているマークのことである。このマークは、アメリカ国立研究所の標準化委託を受けたダウ・ケミカル社によって1966年に発表され、国際的に統一されている。感染性廃棄物とは、医療環境から生じる廃棄物のうち、湿性生体物質および人が感染する恐れのある病原体が含まれている、あるいは付着しているもの、またはその恐れのあるもののことを指す。

環境省の「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」では、感染性廃棄物を廃棄する容器には、医療従事者等の関係者が識別できるようバイオハザードマークをつけることとしている。

boihazard mark_red

液状又は泥状のもの(血液等) 赤色


biohazard mark_orange

固形状のもの(血液等が付着したガーゼ等)


biohazard mark_yellow

鋭利なもの(注射針等)や分別排出が困難なもの


環境省 環境再生・資源循環局:廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(2023年12月22日閲覧)https://www.env.go.jp/recycle/kansen-manual1.pdfをもとに作成

参考文献
・環境省 環境再生・資源循環局:廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(2023年12月22日閲覧)https://www.env.go.jp/recycle/kansen-manual1.pdf


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:弓気田美香(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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