看護用語集

ロコモティブシンドローム

ろこもてぃぶしんどろーむ

ロコモティブシンドロームとは、運動器症候群のこと。加齢や生活習慣、運動器疾患(骨粗鬆症、変形性関節症、変形性股関節症など)により移動機能が低下し、要介護になっている、あるいは要介護になるリスクが高い状態を指す。略してロコモと呼ばれることもある。

次の7つの項目のうち、1つでも当てはまると、ロコモティブシンドロームの可能性があるとされる。

①片脚立ちで靴下がはけない
②家のなかでつまずいたりすべったりする
③階段を上がるのに手すりが必要である
④家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
⑤2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
⑥15分くらい続けて歩くことができない
⑦横断歩道を青信号で渡りきれない

ロコモティブシンドローム予防するためには、片脚立ちやスクワットなど、それぞれの状態に合った運動を継続して行うことが大切である。

■参考文献
●日本整形外科学会 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト.(2023年12月22日閲覧)
https://locomo-joa.jp/locomo

医療情報科学研究所,編:病気がみえるvol.11.運動器・整形外科 第1版.メディックメディア,p.47.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:田仲珠恵(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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