看護用語集

HPL(ヒト胎盤性ラクトーゲン)

えいちぴーえる(ひとたいばんせいらくとーげん)

胎盤繊毛から分泌される蛋白ホルモン、human placental lactogenの略。
胎児にグルコースを優先的に送るため母体のグルコース吸収を抑制する作用や、母体のエネルギー不足を防ぐため脂質分解を促進する作用を有する。妊娠期間中の胎盤機能を推定するための指標として用いられ、分泌量は妊娠の進行に伴い増加し、妊娠末期に急増する。
正常妊娠と比較して、HPLが高値となるのは多胎妊娠、低値となるのは切迫流産、胞状奇胎、子宮内胎児死亡、新生児仮死、胎児ジストレスなどがある。

監修:林 洋

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