陰部洗浄
いんぶせんじょう
陰部洗浄とは、外陰部やその周囲を洗浄して清潔を保つとともに、感染予防や皮膚トラブルの予防を目的として行う看護ケアである。
主な対象は、長期間の臥床によりセルフケアが困難な患者さん、失禁のある患者さん、膀胱留置カテーテルが挿入されている患者さんなどである。陰部は湿潤しやすく、尿や便による汚染を受けやすい部位であるため、石鹸を用いた洗浄は原則として1日1回行う。その他汚染が著しい場合は皮膚状態に合わせて拭き取りを行うか、粘稠度が高い付着物がある場合は、微温湯で洗い流すなどの適切な対応が求められる。
一方で、過度な洗浄や強い刺激は、皮膚バリア機能の低下を招く恐れがあるため、注意が必要である。また、陰部の解剖学的構造は男女で異なるため、それぞれに適した手順で実施し、羞恥心やプライバシーへの配慮も重要である。
さらに、看護師は陰部洗浄を清潔ケアとしてだけでなく、皮膚状態や感染徴候を観察し、アセスメントする機会として活用することが大切である。
【陰部洗浄の主なポイント】
●用語を使用した例文
術後、ベッド上安静な患者さんに対し、陰部洗浄を実施した
●用語に関連する国試過去問
陰部洗浄に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。
1.30〜31 ℃
2.34〜35 ℃
3.38〜39 ℃
4.42〜43 ℃
第109回看護師国家試験(2020年)
主な対象は、長期間の臥床によりセルフケアが困難な患者さん、失禁のある患者さん、膀胱留置カテーテルが挿入されている患者さんなどである。陰部は湿潤しやすく、尿や便による汚染を受けやすい部位であるため、石鹸を用いた洗浄は原則として1日1回行う。その他汚染が著しい場合は皮膚状態に合わせて拭き取りを行うか、粘稠度が高い付着物がある場合は、微温湯で洗い流すなどの適切な対応が求められる。
一方で、過度な洗浄や強い刺激は、皮膚バリア機能の低下を招く恐れがあるため、注意が必要である。また、陰部の解剖学的構造は男女で異なるため、それぞれに適した手順で実施し、羞恥心やプライバシーへの配慮も重要である。
さらに、看護師は陰部洗浄を清潔ケアとしてだけでなく、皮膚状態や感染徴候を観察し、アセスメントする機会として活用することが大切である。
【陰部洗浄の主なポイント】
- 必要物品:洗浄ボトル(陰部洗浄ボトル)、手袋、防水シート、タオルなど
- 方法:女性は尿道口・膣口・肛門、男性は尿道口・陰茎・陰嚢・肛門の順に、前から後ろへ(尿道口から肛門方向へ)一方向に洗浄する
- 留意点:湯の温度は約38〜39℃を用い、刺激を最小限にする
プライバシーの保護や冷えを防ぐため、タオルなどを用いて露出を最小限に留める - 観察項目:発赤、びらん、発疹、分泌物、疼痛の有無 など
●用語を使用した例文
術後、ベッド上安静な患者さんに対し、陰部洗浄を実施した
●用語に関連する国試過去問
陰部洗浄に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。
1.30〜31 ℃
2.34〜35 ℃
3.38〜39 ℃
4.42〜43 ℃
第109回看護師国家試験(2020年)
解答
3
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